品種が変われば、ワインも変わる!?
白ワイン、ロゼワイン、赤ワイン。
ワインにそんな種類があることくらいは知っていても、“ブドウ品種”となると、「はてな?」という人も多いかもしれませんね。
たとえば、ひとくくりで「赤ワイン」といっても、ブドウ品種によって、ワインの味わいはまったく異なります。
ですから、赤ワインでもどんな品種のブドウで造られているかによって、相性の良い料理も変わってくるんです!
そこで、おうちで作る手軽な料理とともに赤ワインを楽しむための、かんたんにできちゃうオリジナル料理レシピをMAIAM WINESがご提案します◎
料理と赤ワインの最高のペアリング体験を味わってみてください♬
目次
赤ワインに使われるブドウの品種は種類が豊富!
赤ワインと一言で言っても、品種はさまざまです。
例えば、赤ワインに使われる代表的な品種には、こんなブドウがあります。
【赤ワインに使われるブドウの品種】
- ピノ・ノワール
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- シラー
- メルロ
- カベルネ・フラン
- ガメイ
- グルナッシュ
- サンジョヴェーゼ
- テンプラニーリョ
- マルベック
- ネッビオーロ
- サンソー
- プティ・ヴェルド
- ムールヴェードル
- カルメネール
- バルベラ
- ジンファンデル
- ネレッロ・マスカレーゼ
- ドルチェット
など
知っている品種はありましたか?
ワインの味を決める主な要素は、香り・酸味・フルーティーさ・深みなどです。ブドウの品種によって、味は大きく変わってきます。
いろんな品種を飲み比べて、お気に入りのワインを見つけてみるのも楽しいですね♬
赤ワインとひと言で言っても、こんなにたくさんのブドウ品種があるんですね!
ブドウの品種はどうすれば知ることができる?
では、私たちがスーパーやコンビニでワインを買う時、そのワインが何の品種で造られているのか、どうやって見分けたらいいのでしょうか?
まずは、ワインボトルの表ラベルをチェックしましょう!
フランスなどヨーロッパのワインは、ラベルにブドウ品種が記されていないケースも多くあります。ただ、産地によって主要品種が決まっていることも。ラベルの中で一番大きい文字がそのワインを表すので、ラベルに書いてある一番大きい文字に注目してみましょう。
例えば、この写真のようなボトルだったら「BOURGOGNE」「ブドウ品種」「赤ワイン」でネット検索してみると、「ピノ・ノワール」というブドウ品種で造られていることがわかるはず(このワインはラベルにも記載されていました!)。
その上で、「ピノ・ノワール」「カベルネ・ソーヴィニヨン」「シラー」の3品種をまずはおさえておくと、世界中の大半のワインを知ることができます。まずはこの3品種を覚えておきましょう!
もちろん、ワインショップでワインを買うのなら、店員さんに聞いてみるのがベストですね(笑)。
ブドウの品種ごとの特徴
品種の見分け方はわかりましたが、その品種によって特徴はどう違うのでしょうか?
ここでは、特に押さえておきたい代表的な3つの品種をご紹介します。
- ピノ・ノワール
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- シラー
さっそく見ていきましょう!
ピノ・ノワール
まず1つ目は、ピノ・ノワール。フランスのブルゴーニュ地方が原産です。
世界で最も高価な赤ワインとして知られる「ロマネ・コンティ」も、このピノ・ノワールから造られています。
…と言うと、「そんな高級ワイン、庶民には手が届かないよ!」って聞こえてきそうですが、ご安心ください!
ピノ・ノワールから造られるワインもさまざまで、3,000円台で手に入るコスパの良いワインもたくさんありますよ。
代表的な産地 | フランスのブルゴーニュ地方アメリカのオレゴン州カリフォルニア州ニュージーランドのマールボロ地域 |
品種の特徴 | ピノ・ノワールは、果皮が薄くてデリケートな黒ブドウ品種で、栽培が難しい異なるテロワールで異なる表現が見られる |
ワインの特徴:ピノ・ノワールから造られるワインは、一般的に色が薄く、明るいルビー色。タンニンが柔らかく、酸味があります。チェリーやストロベリーなどの赤い果実のアロマに加え、土やキノコのニュアンスが感じられることが多いです。
繊細で軽めの口当たりと、華やかな香りが魅力のワインです。
カベルネ・ソーヴィニヨン
2つ目は、カベルネ・ソーヴィニヨン。フランスのボルドー地方が原産ですが、今では世界各国で栽培されている最もポピュラーな品種です。ワインにあまり詳しくない方でも、一度はその名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
生産されてすぐは渋みや苦みもありますが、熟成されることで徐々に和らいでいきます。味の変化を楽しむことができる品種です。
代表的な産地 | フランスのボルドー地方アメリカのカリフォルニア州(ナパ・ヴァレー)チリオーストラリア |
品種の特徴 | 世界中で最もポピュラーな黒ブドウ品種の一つ。環境適応性が高く、比較的暖かい気候で栽培されている。果皮が厚く、豊かなタンニンと色素を持っている。 |
ワインの特徴:カベルネ・ソーヴィニヨンは果皮が黒く厚いので、赤や紫など濃い色のワインになります。タンニンがしっかりしていて渋みがあり、長期熟成に向いています。カシスやブラックベリーなど、黒い果実の風味、杉などの針葉樹のニュアンスが特徴的で、濃厚なフレーバーが楽しめます。
シラー(シラーズ)
3つ目は、シラー。フランスのローヌ地方が原産で、オーストラリアではシラーズと呼ばれています。個性的でパワフルな味が特徴ですが、産地によって、呼び方だけではなく味わいもガラッと変わってきます。
若いうちは濃縮されていて、長熟されると口当たりが滑らかになるフランス産。生産されて間もなくても、比較的柔らかいタンニンと、チョコレートやコーヒーに似たニュアンスを感じられるオーストラリア産。
どちらがお好みか、飲み比べてみるのも楽しそうですね!
代表的な産地 | フランスのローヌ地方の北部オーストラリア(バロッサ・ヴァレーやマクラーレン・ヴェール)※オーストラリアではシラーズと呼ばれます。 |
品種の特徴 | スパイシーで果実味が豊かなワインを生み出す黒ブドウ品種 |
ワインの特徴:シラーは果皮が青みのかった濃い紫をしているため、色が濃く紫色のワインになります。緻密なタンニンと、滑らかな酸味を持ちます。ブルーベリーやカシスなど黒い果実の風味に、コショウなどのスパイス、動物的なニュアンスが特徴的です。
ブドウ品種による味わいの違いがわかってきたら、ワインはもっと楽しくなりますね。
【品種別】MAIAMメンバーオリジナル!赤ワインに合うつまみ・料理レシピ9選を大公開
ワインの特徴がわかったところで、さっそく飲み比べてみましょう。ここで欠かせないのが、一緒にいただくおつまみ・お料理です。
赤ワインに合うのはお肉料理でしょ?と思った皆さん。
実は、同じ赤ワインの中でも、品種によって合うおつまみやお料理が変わってくるんです。
赤ワイン×おいしい料理=至福のひととき。
ここでは、MAIAMメンバーが自信を持っておすすめするオリジナルレシピをご紹介します!
【レシピをご紹介するメンバー】
Mai
MAIAM代表。海外経験が長く、外食好きだったが、最近は家で過ごす時間も大切にしている。
Sae
MAIAM社員。ソムリエ資格取得をめざしてワインの勉強中。飲食店でのアルバイト経験あり。ヘルシー志向。
田邉さん
長年ソムリエとしてレストランや多数メディアで活動中。会食やホームパーティの機会も多く、公私ともにワインを飲む機会が多い。ペアリングの知識が豊富で、ワインに合う料理を作るのが得意。
飲むワインを決めてから、それに合う料理を作ってみるのもオススメですよ。
自宅でもお店にいるかのように、ワインペアリングは楽しめるんです。
ピノ・ノワールに合う!オススメつまみ・料理レシピ
酸味があり、なめらかなタンニンが特徴のピノ・ノワールには、同じく酸味を持つ料理や、脂質が少ない軽めの料理がよく合います。
酸味同士が寄り添い合い、程よい脂質はピノ・ノワールのフレッシュなフルーティーさを引き立てます。
Maiオススメ!ハンバーグのトマト煮込み
〈料理とワインの相性〉
緻密でなめらかなタンニンと舌触りが特徴のピノ・ノワールに対し、ミンチ状になってやわらかく、旨味が凝縮したハンバーグはとてもよく合います。トマトの風味と、ワインがもつ赤い果実の華やかでフルーティなフレーバーが重なります。
〈レシピ〉
所要時間 30分
材料:2人分(3〜4個分)
〈ハンバーグ〉
- 牛・豚合い挽き肉 250g
- タマネギ 1/2個
- パン粉 1/3カップ
- 牛乳 40ml
- 卵 1個
- 塩、コショウ 各 少量
- サラダ油 適量
〈A〉
- シメジ 適量
- カットトマト 1/2 缶
- 水 50ml
- 赤ワイン 50ml
- コンソメ(顆粒) 大さじ1/2
- 砂糖 少量
- 醤油 大さじ1/2
- 塩、コショウ 各少量
- パセリ(みじん切り) 適量
作り方
- タマネギをみじん切りにして、サラダ油をひいたフライパンで炒め、冷ましておく。
- 挽き肉に塩、コショウを加え、粘りが出るまで手でよく混ぜる。
- その他のハンバーグの材料をすべて加え、手早く混ぜる。
- 好みの大きさ、個数に分けて、叩きながら空気を抜き、楕円形にまとめ、中央を窪ませる。
- サラダ油をひいたフライパンで両面に軽く焦げがつくまで焼く。
- Aを加え、ときどき混ぜながら弱火で煮込む。
- 器に盛り、パセリをかける。
調理のコツ
煮込みの際に同じピノ・ノワールのワインを少し加えることで、相性がさらに高まります。
\MAIAMならこんなワイン/
Saeオススメ!キノコとベーコンのバターソテー
〈料理とワインの相性〉
ピノ・ノワールのもつ適度な野生味とキノコを想わせる風味が、ベーコンとキノコそれぞれの食材がもつ味わいに重なり、風味をさらに広げてくれます。バターのクリーミーさと適度な香ばしさが、このワインとの相性をより高めてくれます。
〈レシピ〉
所要時間 15分
材料:1人分
- シメジ 50g
- シイタケ 2個
- ベーコン(ブロック) 25g
- 酒 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- ニンニク(すりおろし) 少量
- バター 12g
- 塩、コショウ 各少量
作り方
- シメジは石づきを切り落とし、手でほぐす。
- シイタケは石づきを切り落とし、薄切りにする。
- ベーコンは短冊切りにする。
- 中火で熱したフライパンにバターを入れ、溶けてきたらすべての具材を入れてしんなりするまで炒める。
- 酒、醤油、ニンニクを加えて味をなじませる。
- 塩、コショウで味をととのえる。
調理のコツ
軽めにソテーすることで、ピノ・ノワールのほどよい樽香とマッチします。
\MAIAMならこんなワイン/
田邉さんオススメ!骨付き鶏モモ肉のロースト
〈料理とワインの相性〉
香ばしくローストした鶏モモ肉の凝縮した旨味と豊富なタンパク質、ほどよい脂質に対して、ピノ・ノワールのまろやかな果実味と舌触りの良いタンニンが響き合い、ワインの酸味が鶏肉の味わいをさらに引き出してくれます。ワインは軽快な若めのヴィンテージのほうがオススメです。
〈レシピ〉
所要時間 60分
材料:4人分
- 骨付き鶏モモ肉 4本
- オリーブオイル 30ml
- 塩 大さじ2
- コショウ 適量
- ローズマリー 4枝
作り方
- 鶏モモ肉1本につき大さじ1/2の塩を表裏にすり込み、コショウをする。
- 耐熱皿に半量のオリーブオイルを垂らし、鶏肉を入れてそれぞれの表面全体に半量のオリーブオイルをかけて、手で叩くようになじませる。ローズマリーをのせる。
- 220℃のオーブンで45~50分間焼く(こんがりきつね色が目安)。
調理のコツ
塩は鶏肉にしっかりとすり込む。
オリーブオイルは足先まで塗ると全体がきれいな色に仕上がる。
\MAIAMならこんなワイン/
カベルネ・ソーヴィニヨンに合う!オススメつまみ・料理レシピ
しっかりとした渋みと濃厚な味わいが特徴のカベルネ・ソーヴィニヨンには、コクが深く濃厚な料理とよく合います。
豊かなタンニンが肉の旨味を引き立てるだけでなく、脂身がワインの酸味や渋みを受け止めてくれる相乗効果があります。
Maiオススメ!牛肉のステーキ
〈料理とワインの相性〉
香ばしく焼き上げた牛肉の風味と旨味、鉄分的な要素に、カベルネ・ソーヴィニヨンの品種の個性が重なり風味を増幅させます。牛肉の脂の旨味をカベルネ・ソーヴィニヨンの豊かなタンニンが引き出し、噛むごとに味わいが広がっていきます。
〈レシピ〉
所要時間 15分
材料:2人分
- 牛肉(ステーキ用) 2枚
- ニンニク 1片
- アスパラガス 100g
- バター 12g
- 塩、コショウ 各適量
- オリーブオイル 15ml
- 赤ワイン 15ml
作り方
- 牛肉は両面に塩、コショウする。中火で熱したフライパンにバターとオリーブオイルを入れ、薄切りにしたニンニクを炒める。ニンニクはこんがり色づいたら、いったん取り出す。
- 再びフライパンを中火にかけ、牛肉を焼く。焼き目が付いたら裏返し、赤ワインを加える。アルコールを飛ばしながら30秒間ほど焼いたら取り出す。アルミホイルで包み、5分間ほどおく。
- 牛肉を焼いたフライパンを再び中火にかけ、アスパラガスをソテーする
調理のコツ
グリーンの野菜を付け合わせにすることで、カベルネ・ソーヴィニヨンの香りに感じる青っぽい個性と重なり、風味にさらなる立体感が生まれます。
\MAIAMならこんなワイン/
Saeオススメ!ソーセージとピーマンのバターソテー
〈料理とワインの相性〉
この品種の発祥地であるボルドー地方でも有名なソーセージ。肉の旨みがたっぷりと詰まっているその味わいを、カベルネ・ソーヴィニヨンのもつ凝縮した果実感、緻密かつ力強いタンニンがさらに引き出してくれます。ワインにほのかに感じるグリーンのフレーバーに合わせて野菜のソテーを付け合わせることで、皿全体のバランスも調和します。
〈レシピ〉
所要時間 15分
材料:1人分
- ピーマン 2個
- ソーセージ 2本
- バター 6g
- 酒 大さじ1/2
- 醤油 少量
- 塩、コショウ 少量
作り方
- ピーマンは、水洗いしてから食べやすい大きさに切る。
- ソーセージは斜め薄切りにする。
- フライパンにバターをひいて中火で熱し、溶けてきたらソーセージを入れてさっと炒める。ピーマンを加えて全体を炒める。
- 醤油と酒を加え、塩、コショウで味をととのえる。
調理のコツ
軽く焦げ目がつくようにソテーすることでワインの樽のニュアンスと相性が良くなり、全体の風味が増します。
\MAIAMならこんなワイン/
田邉さんオススメ!骨付きラム肉のグリル
〈料理とワインの相性〉
カベルネ・ソーヴィヨンの赤ワインと特に相性が良いことで知られるラム肉。高いタンパク質含有量があり、ほのかな野生味が魅力です。樽熟成したカベルネ・ソーヴィニヨンのスパイス感とロースト香、豊かなタンニンが、ラムのもつ味わいの要素を引き立ててくれます。
〈レシピ〉
所要時間 15分
材料:2人分
- 骨付きラム肉 4本
- ローズマリー 1枝
- 塩、コショウ 各少量
- オリーブオイル 15ml
作り方
- ラム肉は室温にもどし、軽く塩、コショウをふる。オリーブオイルを肉の両面に塗り、ローズマリーの葉をちぎりながらまぶす。
- 熱した魚焼き用グリルの上に並べ、片面につき3、4分間ずつ焼く。
3. 皿に盛り、好みでローズマリーを添える。グリルしたニンジンやマッシュポテトを添えても◎
調理のコツ
ラム肉は常温にもどしてから焼くと、しっとりふっくらと焼き上がります。
ローズマリーを添えることで、ラム肉とワインの相性がより高まり、美味しさが増します。
\MAIAMならこんなワイン/
シラーに合う!オススメつまみ・料理レシピ
果実味が豊かで個性的な風味を持つシラーには、スパイスが効いたパンチのある料理がよく合います。
スパイシーさが重なり、お互いの味をかき消すことなくマッチします。
Maiオススメ!タイ風牛肉のサラダ
〈料理とワインの相性〉
ナンプラーで風味付けした細切れ牛肉の独特の旨味に、スパイシーなシラーの赤ワインがよく合います。紫タマネギのきれいな色、旨味と食感、醤油の味わいとシラーの深い色合い、凝縮した果実味がよく合います。
〈レシピ〉
所要時間 30分
材料:2人分
- 牛肉(コマ切れ) 150g
〈A〉
- ナンプラー 大さじ1/2
- 醤油小さじ1
- ニンニク(すりおろし)小さじ1
- 紫タマネギ 1/4個
- トマト 1個
- キュウリ 1/2本
- パクチー 1、2株
- ドレッシング
- レモン汁 大さじ1
- ナンプラー 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- サラダ油 少量
作り方
- 牛肉をバットに入れ、Aのすべての材料で下味をつけておく。
- 紫タマネギは薄切りに、トマトはひと口大に切り、キュウリは縦半分に切って斜め薄切りにする。パクチーは2cm長さのざく切りにする。
- 熱したフライパンにサラダ油をひき、1.の牛肉を焼く。
- ドレッシングのすべての材料をよく混ぜる。
- 2.と3.をサラダボウルで混ぜ合わせ、4.であえる。
調理のコツ
紫の色調と香りをイメージするシラーに対して同系色の付け合わせ食材を合わせる。
\MAIAMならこんなワイン/
Saeオススメ!麻婆茄子
〈料理とワインの相性〉
南フランスでもよく栽培されるナス料理と、南仏の品種シラーとを合わせました。色調の心理的要素、豚挽き肉の旨味と食感も相性の良い組み合わせです。ニンニクやショウガのスパイシーさと清涼感が、シラーのもつ個性と重なります。
〈レシピ〉
所要時間 30分
材料:1人分
- 豚挽き肉 100g
- ナス 1、2本
- 長ネギ(白い部分) 1/2本分
- ニンニク(みじん切り) 1片
- ショウガ(みじん切り) 1片
〈A〉
- 甜麺醤 大さじ1/2
- 豆板醤 大さじ1/2
- 醤油 小さじ1/2
- 砂糖 小さじ1/2
- 鶏ガラスープ(粉末) 小さじ1/2
- 片栗粉 小さじ1
- 水 90ml
- 揚げ油 適量
- ゴマ油 少量
作り方
- ナスは少し多めの油で炒め揚げるように火を通し、いったん取り出す。
- フライパンを熱し、ニンニクとショウガを炒める。香りが立ったら豚肉を入れ、焼き色をつけながら炒める。
- 弱火にして、あらかじめよく混ぜておいたAを入れる。
- 1.のナス、長ネギを加えてざっくり混ぜる。
- ゴマ油を回しかけ、香りづけする。
調理のコツ
麻婆茄子の料理の温度を意識して、ワインの温度もやや高めで味わうと、さらなる一体感が生まれます。
\MAIAMならこんなワイン/
田邉さんオススメ!ポークビンダルー
〈料理とワインの相性〉
スパイスをしっかりと効かせたインドカレーに、スパイスのフレーバーとまろやかな果実の味わいが豊かな南フランスの赤ワインを合わせました。甘味と旨味をともに感じる豚肉の味わいとやわらかな食感に対し、シラーのもつ果実感と緻密なタンニン、伸びやかな酸味がしっかりと重なり、より豊かな風味を引き出します。
〈レシピ〉
所要時間 60分
材料:4人分
- 豚バラ肉 600g
〈下味〉
- カレー粉 大さじ1
- コリアンダーパウダー 大さじ1
- ニンニク(すりおろし) 大さじ1
- ショウガ(すりおろし) 大さじ1
- 塩 小さじ1
- 砂糖 小さじ2
- 酢 大さじ2
- プレーンヨーグルト 大さじ2
- タマネギ 1個
- サラダ油 大さじ2
- トマトジュース(無塩) 400ml
- 水 400ml
- 塩 小さじ1/2
- パクチー 適量
作り方
- 豚バラ肉はひと口大に切る。下味の調味料を揉み込み、30分間以上おく(できれば一晩冷蔵庫でおく)。
- 鍋にサラダ油を熱し、スライスしたタマネギを強めの中火で炒める。塩(分量外)少量をふり、水気を飛ばしながら茶色く色づくまで炒める。
- トマトジュースを加えて全体を混ぜ、3分間ほど煮詰める。
- 1.を下味の調味料ごと鍋に加えて中火にかける。肉に火が通ったら水を加え、沸騰したら蓋をせず弱火で30分間煮込む。
- 少しとろみがついたら、塩で味をととのえる。皿に盛り、パクチーを添える。
調理のコツ
仕上げに軽く黒コショウをふると、ワインとの相性がさらに良くなります。
\MAIAMならこんなワイン/
自宅でもお店にいるかのように、ワインペアリングは楽しめるんです。
一人暮らしは寂しい時もあるけど、おうちでワインが飲めたらハッピーな気分になります♪
【ワインのボディ別】つまみ・料理の選び方のワンポイントアドバイス
ワインと料理の組み合わせのレパートリーを増やすと、楽しみの幅が広がります!
赤ワインには、ボディというワイン用語があるのをご存じですか?コクの強さや渋さから成る、風味の濃さ・重厚感を表現するときに使われる言葉です。
赤ワインのボディには、ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディがあります。それぞれの特徴をご紹介します。
ボディの種類 | ワインの味の特徴 |
ライトボディ | ・口当たりが軽い・フレッシュでフルーティー・タンニンが少なく渋みが控えめ・アルコール度数は低め・初心者にも飲みやすい・色は淡く明るい |
ミディアムボディ | ・コクや渋みが強すぎない・果実味やフレッシュさも適度・バランスがとれたちょうどよい味わい・ライトボディとフルボディの中間に位置する・色は濃いルビー |
フルボディ | ・重厚感のある味わい・コクが力強い・タンニンが多く渋い・アルコール度数は高め・深い樽香・色は濃く、紫や黒に近い |
アルコール度数が高くなるほど、フルボディに寄って行くと判断されることが多いです。
ワインのあてを作るときや選ぶときには、コツがあります。
それは、「同調」。
ワインと料理の味わいや香りが似た要素を持つものを合わせること。
お互いが持つ特徴を壊すことなく、味に一体感が生まれます。
それではボディ別に、合うお料理やおつまみの特徴をご紹介します。
ライトボディに合うお料理・おつまみの特徴
ライトボディ×酸味・フルーティー・軽め
すっきりとした軽い口当たりのライトボディは、食材がもつ本来の味を引き出します。
脂が少なく味付けが濃すぎない軽めの料理にすることで、ライトボディの爽快さが失われることなく、酸味やフルーティーさが生きてきます。
【おすすめの料理やおつまみ】
・生ハム
・手羽先
・カルパッチョ
・ドライフルーツ
・おでん
など
ミディアムボディに合うお料理・おつまみの特徴
ミディアムボディ×程よい味わい・バランスの良さ
酸味やコクなどすべてのバランスが良いミディアムボディは、適応能力が万能です。
料理も脂身や塩味が弱すぎず強すぎない、バランスの良いものがベストマッチします。
【おすすめの料理やおつまみ】
・チーズフォンデュ
・カルボナーラ
・若鶏のトマト煮込み
・牡蠣のオイル漬け
・酢豚
など
フルボディに合うお料理・おつまみの特徴
フルボディ×濃厚・こってり・コク
重く渋みのあるフルボディには、ワインの味に負けない濃厚な料理がおすすめ。
脂身がタンニンの渋みを受け止めます。
濃い味つけの料理が、濃厚なワインの味わいに奥行きを出して相乗効果が生まれます。
たとえば、相性が良いのは煮込み料理やブラウンソースなど。
アルコール度数も高めで、冬には特に重宝されるワインです。
【おすすめの料理やおつまみ】
・ビーフシチュー
・ジビエ
・ゴルゴンゾーラチーズ
・豚の角煮
・ラム料理
・チョコレート
など
まとめ
MAIAM WINESの3人がお届けした“品種別”赤ワインに合うオリジナル料理レシピ、いかがでしたか?
ブドウ品種によってワインの味わいはこんなに異なるということ、そして、ワインに合う料理もこんなに違うということがおわかりいただけたのではないでしょうか。これからは、ワインのブドウ品種によって作る料理も変えて、美味しい幸せな食卓を楽しみましょう!
いろんな品種のワインが100mlずつボトリングされたMAIAM WINESが、そんなあなたのおうちの美味しい幸せな食卓の一助になれば幸いです。