リースリングの特徴とは?おすすめのワインとマリアージュ4選を紹介!

2024.06.19

リースリングは、ドイツを代表する白ワイン用のぶどう品種です。その特徴的な香りと味わいから、世界中のワイン愛好家に親しまれています。

今回は、リースリングの魅力に迫るべく、その特徴やおすすめのワイン、マリアージュについてご紹介します!リースリングの奥深い世界観を、ぜひお楽しみください♬

リースリングとはドイツを代表する白ワイン用のぶどう品種

リースリングとは、ドイツを原産とした世界を代表する、高貴品種のぶどうの一つです。冷涼な気候帯を好み、ドイツ以外でも、フランスのアルザス地方やオーストラリアで非常に高い評価を得る白ワインが生まれています。

リースリングの特徴

リースリングの特徴は、香りと味わいにあります。ここでは、リースリングの香り、味わい、そして主要な産地について詳しく見ていきます。

香り(アロマ)

リースリングの香りは、柑橘フルーツやリンゴ、洋梨、白桃のような香り、スイカズラや菩提樹のような白い花を想わせるアロマが魅力です♬

品種を現す特徴香として「ペトロール」と呼ばれるオイリーな香りを感じるものも多く、テイスティングする際のポイントの一つとなります。

味わい

リースリングの味わいの最大の特徴は酸味です!伸びやかで生き生きとした酸味が、味わいの第一印象から余韻まで長く続きます。

辛口から半甘口、甘口まで、幅広いタイプが存在するのも魅力です★

産地

発祥の国であるドイツをはじめ、現在では世界のさまざまな産地で、リースリングから良質なワインが生まれています。

一貫した個性はあるものの、各生産エリアによって違いがあり、そのリースリングの多様性が、多くのワインラヴァーを魅了しています★

産地ごとの特徴は以下のとおりです。

生産国主な生産地域特徴
ドイツモーゼル軽やかでほのかな甘味を感じる
フランスアルザス果実味豊かでミディアムボディ
オーストリアヴァッハウ華やかでミネラル感が豊富
オーストラリアクレア・ヴァレー柑橘フレーバーがありドライな味わい
アメリカワシントン州軽やかでジューシーな果実味

リースリングを使ったワインの種類

リースリングは豊かな果実の風味とミネラル感、伸びやかで綺麗な酸味という一貫したスタイルを持ちながらも、さまざまなスタイルのワインを造ることができます。

ドライなタイプから低アルコールで甘味をもつタイプ、アイスワインや貴腐ワイン、そしてスパークリングワインまで!

ここからは、リースリングのワインのスタイルについて解説していきます♬

  • 辛口リースリング
  • 半甘口リースリング
  • 甘口リースリング
  • スパークリングリースリング

辛口リースリング

辛口タイプのリースリングは、バランスのとれたミディアムボディで、豊かな果実味と酸味のバランスがとれたエレガントなスタイルが特徴です。

半甘口リースリング

半甘口タイプのリースリングは、発酵を途中で止めることで果汁の甘味を残し、強い酸味とのバランスをとっているのが特徴です。

糖分を完全に発酵させないで残すことによって、通常より低アルコールに仕上がります。

甘口リースリング

甘口タイプのリースリングは、遅摘みや凍らせたブドウ、貴腐ブドウ等、糖度が非常に高いブドウから造られ、豊かな甘味を楽しむことができます。

しっかりとした甘味がありながらも、リースリング特有の高い酸味とのバランスにより、味わいの調和がとれています。

スパークリングリースリング

リースリングから造られたスパークリングワインは、品種由来のフローラルなアロマが感じられるのが特徴です。

豊かな酸味をもつため、泡のテクスチャーとのバランスも良く、非常に心地よい味わいを楽しむことができます。

リースリングを使ったワインとおすすめのマリアージュ4選

ここからは、リースリングを使ったワインとおすすめのマリアージュを紹介していきます★

【辛口リースリング】アルザス リースリング アルベール・マン

【正規品・取り寄せ品】【アルベール・マン】アルザスリースニング2018フランス/辛口/白ワイン/750ml/ビオディナミビオロジック【自然派ワインビオワイン有機ワイン有機栽培ワインbioオーガニックワイン】【モトックス】

フランス アルザス
豊かな果実味とミネラル感、綺麗な酸味が余韻に広がる
アルベール・マン

自然な農法で育てられた、みずみずしいぶどうから生まれた、ミネラル感豊かなドライリースリングです。凝縮した果実味のしなやかな酸味のバランスが秀逸で、余韻が長く続きます♬

相性の良い料理

チキンやポークを使用したパテがよく合います★

アルザスのリースリング特有の凝縮したミネラル感と奥行きのあるドライな味わい、豊かな酸味が肉の旨味をさらに引き出します。

【半甘口リースリング】ロバート・ヴァイル リースリング カビネット

ロバート・ヴァイルリースリングカビネットトロッケン750ml(ワイン)

ドイツ ラインガウ
ジューシーな果実味と豊かで生き生きとした酸味を感じる
ロバート・ヴァイル

ラインガウの著名生産者が生み出す人気銘柄です!青リンゴや白桃、白い花の華やかで豊かなアロマが広がります。ほどよい甘味を感じるジューシーな味わいが魅力です★

相性の良い料理

ドイツの有名な郷土料理であるザウアークラウトによく合います★

発酵キャベツとワインのほどよい甘味が調和し、料理とワイン双方に感じる豊かな酸味も同調します。さらには、ソーセージやベーコンの肉の旨味をワインの酸味が引き出し、料理の塩味がワインをよりフルーティに感じさせてくれます。

【甘口リースリング】ピースポーター ゴールドトレップヒェン シュペートレーゼ トリアー慈善連合協会 

クルトハインピースポーターゴールドトロップヒェンシュペートレーゼ[2020]750ml送料無料(本州のみ)[稲葉ドイツ白ワインモーゼルピースポート甘口KA429]

ドイツ モーゼル
フルーティで豊潤な甘味を感じる
トリアー慈善連合協会

ドイツを代表するワイン産地モーゼルの中でも、特に優良な区画の畑のブドウから造られた、華やかでエレガントな甘口白ワインです!豊かな甘味と酸味とのバランスが秀逸★

相性の良い料理

生ハムとフルーツの盛り合わせによく合います★

フルーツの豊かな甘味と酸味、そして風味に、ワインのもつ豊かな果実味と甘味、酸味が同調しながら双方の風味がさらに広がります♬

生ハムの塩味がワインの果実風味を高めて、ワインの酸味がハムの旨味を引き出します。

【スパークリングリースリング】ラッツェンベルガー バハラッヒャーリースリング ゼクトb.A.ブリュット

ゼクトバハラッヒャー・リースリングSekt.b.A.[2008]ラッツェンベルガー<白><ワイン/スパークリング>

ドイツ ミッテルライン
熟した果実の味わいと豊かな酸味、ミネラル感とのバランスが秀逸
ラッツェンベルガー

同エリアを代表する、生産者が造る秀逸なスパークリングワインです★

黄金色がかった外観が美しく、カリンやゴールデンデリシャス、アカシアやキンモクセイ、花の蜜、ビスケットのような香りも感じられ、複雑なアロマが広がります。熟した果実の風味と生き生きとした酸味、奥行きを与えるミネラル感のバランスも見事です!

相性の良い料理

カンボゾーラチーズにナッツを添えたお料理とよく合います。白カビのクリーミーさと旨味、ブルーチーズの塩味にワインの豊潤な果実の甘味となめらかな酸味、旨味が相乗し、双方の味わいをより豊かにしてくれます。さらに付け合わせのナッツの風味と香ばしさに、ワインの熟成由来のフレーバーが同調します♬

リースリングについてよくある質問

ここからは、リースリングについてよくある質問に回答していきます!

リースリングとシャルドネの違いは?

リースリングとシャルドネの個性は、対照的ともいえます。香りにおいては、リースリングはアロマティックで華やか、シャルドネは穏やかで繊細です。一方で味わいにおいて、リースリングは豊かな酸味をもつのに対して、シャルドネは比較的なめらかな酸味に仕上がる傾向があります。

リースリングはなぜ甘いの?

リースリングは冷涼なエリアを好み、豊かな酸味があることが特徴です。味わいにおいては、その高い酸味とのバランスをとるために、発酵を途中で止めることで果汁の甘味を残したり、遅摘みや凍らせたぶどう、貴腐ぶどうなど、糖度が非常に高いブドウを使用したりして造られるものも多く存在します。

リースリングのボトルはなぜ細いの?

リースリングから造られるワインのスタイルとして、歴史的に、フルーティで爽やか、豊かな酸味や甘味をもつタイプが多く、よく冷やして飲まれることが望ましいとされてきました。その個性に対して、ボトルがスリムで細い長いことによって、氷水に漬けたとき等に素早く冷やすことができるため、この形状になったと言われています。

まとめ

今回は、リースリングワインの特徴について解説してきました♬

リースリングは、ドイツを代表する白ワイン用のぶどう品種であり、高い酸味と豊かなアロマが特徴的です。辛口から甘口まで、さまざまなスタイルのワインを生み出し、料理との相性も抜群です!リースリングの魅力は、その奥深さにあり、熟成によって変化していく味わいも楽しみの一つです。ぜひ、リースリングの多様な表情を味わってみてください。

マイアムでは、グラス一杯から味わえるワインのセットを提供しています。リースリングのワインも楽しめるアイテムもあるので、ぜひチェックしてみてください★