【2025年版】ボジョレー・ヌーヴォーとは?

一年の実りを、グラス一杯で味わう幸せを。

ボジョレー・ヌーヴォーの季節が、今年もやってきました。
“新酒”という言葉だけでは語り尽くせない、フランスの文化と喜びが詰まった特別な瞬間。
MAIAMでは毎年、その年の自然の恵みとつくり手の想いを感じられるヌーヴォーを厳選し、「グラス一杯の幸せ」としてお届けしています。
ひと口飲むたびに、その年を振り返りながら、心穏やかに過ごしていただけたら──
そんな想いを込めて、今年のボジョレーをご紹介します。

ボジョレー・ヌーヴォーとは

ボジョレー・ヌーヴォーは、フランス・ブルゴーニュ地方の南部に位置するボジョレー地区で、ガメイ種という黒ブドウから造られる“新酒ワイン”です。
毎年11月の第3木曜日に解禁されることで知られ、その年に収穫されたブドウの“最初の味わい”を楽しむイベントとして、フランスではまるでお祭りのように人々が集まり、乾杯を交わします。

ワインの味わいは、ブドウが育った一年の気候や環境によって少しずつ変化します。
つまり、ボジョレー・ヌーヴォーは“その年を味わうワイン”ともいえるのです。

味わいと特徴

ボジョレー・ヌーヴォーの魅力は、なんといってもその軽やかさとフレッシュさ。
熟成を重ねた重厚なワインとは異なり、摘みたての果実をそのまま閉じ込めたようなチャーミングな香りと味わいが楽しめます。

グラスに注げば、みずみずしいベリーの香りが立ち上がり、口に含むと、果実の甘酸っぱさとやわらかな酸が心地よく広がります。
“今、この瞬間を楽しむワイン”──
それがボジョレー・ヌーヴォーの最大の魅力です。

楽しみ方・ペアリング

ヌーヴォーは、気軽な食卓にぴったりのワインです。
生ハムやソーセージ、サラミ、白カビやセミハードタイプのチーズなど、シンプルな料理と合わせるだけで、食卓がぐっと華やかに。

「一年を振り返る乾杯」や「自分へのご褒美」、「大切な人と過ごす夜のひととき」におすすめしたい一本です。
最初は冷やしてお楽しみいただき、少しだけ温度を戻して香りを引き出すと、→赤ワインですが冷やしていただくことで、イチゴやラズベリー、花のアロマとジューシーな果実感が引き立ち、ヌーヴォーの持ち味が最大限に発揮されます。

価格の違いはどこから?

同じ“ボジョレー・ヌーヴォー”でも、価格は実にさまざま。
その理由は主に以下のような点にあります。

1.ブドウ栽培の丁寧さ

手摘みか機械収穫か、有機栽培かどうか──畑での手間が味に直結します。

2.醸造のこだわり

発酵温度や期間、区画ごとの仕込みなど、“スピード重視の新酒”ではなく“本質的においしいワイン”を目指す造り手ほど時間

3.産地の格と個性(クリュ・ボジョレー)

特定の村で造られるヌーヴォーは、土壌や標高の違いによってより複雑な味わいに。

4.輸送・管理の品質

温度管理を徹底したリーファー輸送かどうかで、フレッシュさの維持に大きな差が生まれます。

MAIAMが今年選んだボジョレー・ヌーヴォー

MAIAMが今年選んだのは、こだわりの生産者による、ユニークな共同醸造のヌーヴォー
手摘みで丁寧に育てたブドウを使い、志を同じくする4人の生産者が力を合わせて仕上げた特別な1本です。
それぞれの畑の個性を尊重しながらも、ひとつのハーモニーとして完成された味わいは、
まさに“チームで奏でるボジョレー”とも言える存在。


『ボジョレー・ヌーヴォー《ロリジーヌ》2025年/テロワール・オリジネル』。
フランス・ボジョレー地区の4人の生産者
— パスカル・オフラン氏(ドメーヌ・オフラン) 
— ジャン=ミッシェル・デュプレ氏(ドメーヌ・デュプレ) 
— ローラン・ゴティエ氏(ドメーヌ・ゴティエ) 
— ロベール・ペルー氏(ドメーヌ・ペルー)
が共同で醸造するユニークなヌーヴォーです。


さらに、MAIAMではフランスから日本まで一貫してリーファー(低温管理)輸送を採用。
理想的な温度管理がされた状態で空輸し、ワインが美味しい状態で届くよう徹底しています。
そのため、グラスに注いだ瞬間に立ち上がる香りや、果実のいきいきとしたフレッシュさを、まるで現地で味わうような感覚で楽しんでいただけます。


2025年のボジョレー・ヌーヴォーは、穏やかで安定した気候に恵まれた年。
ガメイ種のブドウは健やかに実り、フレッシュでなめらかな、土地とブドウ品種の個性をしっかりと感じる味わいに仕上がりました。
華やかさよりも、土地のやさしさと静かな魅力が感じられる──そんなヴィンテージです。

生産者から届いたメッセージ

“The 2025 vintage was steady and kind to us. The Gamay grapes developed nicely, giving wines that are fresh, soft, and expressive of our hills. It’s a gentle, approachable vintage. I hope people will enjoy its quiet charm and the character of our land.”

“I am happy to share with you my 2025 Beaujolais Nouveau. It is fresh, fruity, and easy to enjoy. This wine is made for friendship and celebration. I hope you will raise a glass with those you love and feel the joyful spirit of Beaujolais this autumn.”

(日本語訳)

「2025年のヴィンテージは穏やかで恵まれた一年でした。
ガメイ種のブドウは健やかに育ち、フレッシュでやわらかく、丘の個性を映し出すワインに仕上がりました。
優しく、親しみやすいヴィンテージです。
この静かな魅力と土地の味わいを、楽しんでいただけたら嬉しいです。」

「日本のみなさまに2025年のボジョレー・ヌーヴォーをお届けできることを嬉しく思います。
このワインはフレッシュでフルーティ、そして気軽に楽しめる味わい。

友情や祝福のために造られたワインです。
秋のボジョレーの季節に、大切な人とグラスを交わし、その喜びのひとときを感じていただけたら幸いです。」

最後に

ボジョレー・ヌーヴォーは、ただの“新酒”ではなく、
自然の恵みと人の営みをグラスの中で感じられる、一年に一度の贈りもの。
MAIAMでは、そんな特別な一杯を、100mlの小さなボトルに詰めてお届けします。

一年をねぎらい、また新しい季節へと歩き出すきっかけに。
今年の“旬の一杯”を、あなたの時間に添えてみてください。

> MAIAMのボジョレー・ヌーヴォー2025を詳しく見る