ワインを語れるようになったらかっこいいけど、なんか難しそう。
そう思っている方はいらっしゃいませんか?
普段の晩酌はビールや焼酎。
ワインは特別な日に、おしゃれなフランス料理店の高級ディナーでいただくもの…。
そんなイメージを抱いている方も多いかもしれません。
たしかに、超高級ワインは1本100万円以上するものもあり、庶民には手が出せないような銘柄があるのも事実です。
ですが、ボトル1本1,000円以下で買えるコスパの良いワインもあります。それに、意外や意外。ワインって、実は和食や中華にも合っちゃうんです。
たくさんの人に、普段からもっと気軽にワインを楽しんでほしい。ワインの世界を知ってほしい!
そんな思いから、MAIAM WINESが基礎知識や選び方、飲みやすいオススメのワインなどをご紹介します。
ワインを知って、至福のひとときをお過ごしください♬
目次
ワイン初心者のための基礎知識
「お肉料理には赤ワイン、お魚料理には白ワイン」というようなイメージはあるものの、詳しくはわからないという人もいるでしょう。
一言でワインと言っても、さまざまな種類があります。たとえば、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワイン…。
これらはそれぞれ、ブドウの品種や製法など、特徴が異なります。
ワインを語るうえでは、基本知識を大まかに理解しておくことが必要です。
ここではワイン入門編として、基礎知識を解説していきます!
赤ワイン
赤ワインは、その名のとおり、赤い色をしています。これは、果皮が紫や黒色の黒ブドウ品種から造られていることが理由です。
黒ブドウの梗(こう)を取り除いて破砕したら、酵母を加え、25~30度で1週間~10日ほど発酵させて造ります。発酵の過程で、果皮からアントシアニン色素が出ることにより、赤や紫の色になります。白ワインとは違い、種や果皮ごと発酵させるので、渋みが出るのが特徴です。
ひとくくりに赤ワインと言っても、ブドウの品種によって、ワインの味わいは全く異なります。
さまざまなブドウ品種がありますが、代表的な3種類をご紹介します。
代表的なブドウの品種 | 特徴 |
ピノ・ノワール | ・色が薄く、明るいルビー色・タンニンが柔らかく、酸味がある・チェリーやストロベリーなど赤い果実のアロマ、土やキノコのニュアンス・繊細で軽めの口当たり、華やかな香り |
カベルネ・ソーヴィニヨン | ・紫や黒みを帯びた濃い色・タンニンがしっかりしていて、渋みがある・カシスやブラックベリーなど黒い果実のアロマ、杉など針葉樹のニュアンス・長期熟成に向いていて、濃厚な香り |
シラー | ・色が濃く、紫色・緻密なタンニンを持ち、滑らかな酸味・ブルーベリーやカシスなど黒い果実のアロマ、スパイスや動物的なニュアンス |
赤ワインの味わいは、コクの強さや渋さからなる、風味の濃さ・重厚感をボディという専門的な言葉で表されます。
赤ワインのボディには3種類あり、ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディに分類されます。それぞれ特徴を見てみましょう。
ボディ | 味わいの特徴 |
ライトボディ | ・口当たりが軽い・フレッシュでフルーティー・タンニンが少なく渋みが控えめ・アルコール度数は低め・初心者にも飲みやすい・色は淡く明るい |
ミディアムボディ | ・コクや渋みが強すぎない・果実味やフレッシュさも適度・バランスがとれたちょうどよい味わい・ライトボディとフルボディの中間に位置する・色は濃いルビー |
フルボディ | ・重厚感のある味わい・コクが力強い・タンニンが多く渋い・アルコール度数は高め・深い樽香・色は濃く、紫や黒に近い |
白ワイン
白ブドウから造られる白ワインは、淡い黄色ベースの色が特徴です。無色に近いものから、少し緑がかった色のワインもあります。
赤ワインと大きく異なるのは、製造方法です。赤ワインは種や果皮と一緒に発酵させて造られますが、白ワインは果汁だけを発酵させるため、白ブドウの果汁がそのままワインの色になります。
また、成分にも違いがあります。赤ワインは抗酸化作用があるポリフェノールが多く含まれるのに比べ、白ワインは殺菌力が高く、食中毒・虫歯予防があるとされています。タンニンが少ないため、渋みがなくスッキリとした味わいが特徴です。
そして白ワインも、ブドウの品種によって味が異なります。さまざまな品種の中でも、代表的な3種類をご紹介します!
代表的なブドウの品種 | 特徴 |
シャルドネ | ・暖かい地域で育つとバターやナッツのような濃厚な香り・涼しい地域で育つとレモンやライムなど爽やかな香り・キレのある豊かな酸味と程よいコク |
ソーヴィニヨン・ブラン | ・暖かい地域で育つとグレープフルーツやパッションフルーツなどフルーティーな香り・涼しい地域で育つとハーブやレモン、青りんごなど爽快な香り・シャープな酸味と清々しい風味 |
リースニング | ・白い花・ライム・洋梨の香り・強い酸味・香りが豊かで繊細な味わい |
白ワインの味わいは、甘口・辛口で表されます。発酵を途中で止めて糖分を残したものが甘口で、そのまま発酵を進めたことで糖分がアルコールに変化したものが辛口に分類されます。
味わい | 味わいの特徴 |
甘口 | ・色味が濃く滑らかな酸味・まろやかでフルーティー・食前酒や食後のデザートにも合う・アルコール度数は低め |
辛口 | ・色味が濃く酸味がやや強い・キリっと引き締まった味・食事と合わせて飲むことが多い・アルコール度数は高め |
ロゼワイン
「ロゼ」はフランス語で「バラ」のことです。赤ワインと白ワインの中間色のような、バラに近い鮮やかなピンク色をしています。
赤ワイン・白ワインと違うのは、ブドウ品種と製造方法です。ロゼワインを造る専用のブドウ品種はありません。黒ブドウを使って、先ほど紹介した赤ワイン・白ワイン両方の製造方法を用いることができ、さらに黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させる方法もあります。
赤ワインと比較すると、渋みが抑えられていて、フルーティーな味わいであることが特徴です。味わいは白ワインと同様に甘口・辛口で表現されます。
スパークリングワイン
スパークリングワインは、発泡性があるワインのことです。製造方法は大きく分けて2つあります。
1つ目は、シャンパーニュ方式です。醸造したワインを瓶詰めし、糖と酵母を加えて二次発酵させる製法になります。ゆっくりと発酵し熟成するため、決め細やかな泡ができるのが特徴です。
2つ目は、シャルマ方式です。醸造したワインを瓶詰めせずに、樽やタンクで二次発酵させる製法になります。短期間で発酵するため、フレッシュなアロマが残ります。
スパークリングワイン=シャンパンと思われがちですが、シャルマ方式で造られたスパークリングワインはシャンパンではありません。また厳密にいうと、シャンパーニュ地方で造られたスパークリングのみをシャンパーニュと呼べるので、シャンパーニュ方式で造ったワインすべてをシャンパーニュと呼べるわけではありません。
スパークリングワインと言えば白ワインを想像される方が多いかもしれませんが、赤ワインやロゼワインのスパークリングワインも造られています。
白のスパークリングワインは、柑橘系のフレッシュな香りで、渋みが少なく飲みやすい味です。赤のスパークリングワインは、タンニンが含まれるため白ワインよりも渋みがあり、また赤ワインよりも爽やかな味わいになります。ロゼのスパークリングワインは、赤・白のスパークリングワインの中間的な存在といえるでしょう。
いずれも発泡性により、爽やかで滑らかな口当たりを楽しめます。
ワインの産地
ワインは世界各国で製造されていますが、産地によっても特徴が分かれてきます。
紀元前からワインを製造しているヨーロッパの国々ことを、「伝統国」と呼びます。たとえば、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ポルトガルなどです。歴史が古く伝統的な製法が用いられ、高品質で複雑な味わいが特徴です。
一方、比較的ワインの歴史が浅い、アメリカ大陸やオセアニアと中心とした国々のことを、「新世界」と呼びます。たとえば、アメリカ、チリ、オーストラリア、ニュージーランドなどです。なお、日本も新世界のうちの一つです。旧世界で造られるワインよりも低価格であることが多く、果実味豊かでフレッシュな味わいが特徴になります。
世界各国のワインを飲み比べてみるのも楽しそうですね。
【初心者向け】ワインの選び方のポイント
ここでは、ワインを選ぶときに参考にしたいポイントを3つご紹介します。
ワインと言っても、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリング…とブドウ品種や製法によって、さまざまな特徴があることがおわかりいただけたでしょう。そのため、「選び方がわからない!」という初心者も多いと思います。
ワインは歴史もあり奥が深いため、通になればなるほど、こだわった選び方ができるようになります。
まずはベーシックなワインから試してみて、ワインの特徴を理解しながらお気に入りのワインを見つけていくと良いでしょう♬
メイン料理の色に合わせて選ぶ
まず、基本的にワインを選ぶときは、料理に合わせることがポイントになります。
どのワインにするかは、料理の色に合わせると選びやすいです。なぜなら、ワインも料理も色の濃さに味の濃さが表れやすいからです。
たとえば、白身魚や鶏肉など白っぽい薄い色の料理には白ワイン、お肉など濃厚なソースを使った黒っぽい濃い色の料理には赤ワイン、薄すぎず濃すぎない中間の料理にはロゼワインという具合です。
見ためで判断できるので、初心者にも簡単にトライできますね。
料理の味に合わせて選ぶ
次のポイントは、料理の味に合わせて選ぶことです。
「マリアージュ」という言葉を聞いたことはありますか?ワインと、一緒にいただく料理の組み合わせが織りなすハーモニーを表す言葉です。ワイン単体でももちろんですが、このマリアージュを楽しむのが醍醐味でもあります。
選び方は、料理の味の重さや、味付けに合わせることです。
たとえば、カルパッチョやマリネなどさっぱりとした爽やかな料理なら、軽口でさらっと飲めるワイン、つまりライトボディや甘口のワインが良いでしょう。
またローストビーフやビーフシチューなどコッテリとしたコクのある料理なら、濃くて味わいの深いワイン、つまりフルボディでコクのあるワインが相性良く、おすすめです。
予算に合わせて選ぶ
最後のポイントは、予算に合わせて選ぶことです。
「ワインって高級なイメージがあって、なんとなく手が届きにくい…」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、ワインの価格は、品種や産地、造り方などによって大きく異なります。
高級ワイン、中級ワイン、低価格ワインに分類し、それぞれ相場を見てみましょう。
- 高級ワイン:1本数万円から数十万円
- 中級ワイン:1本数千円から数万円
- 低価格ワイン:1本数百円から千円台
低価格でも十分に味わいを楽しめるワインもたくさんあります。
初心者におすすめの飲みやすいワイン10選
ワインの選び方がわかったところで、初心者にもおすすめの飲みやすいワインをご紹介したいと思います。
飲みやすいワインを選ぶための主な基準は、以下のとおりです。
- 味にクセがないこと
- どんな料理にも合いやすいこと
- 手に入りやすいこと
- 値段が高すぎないこと など
これらを抑えると、甘口やライトボディのワインがイメージされますが、辛口やフルボディでも飲みやすいワインはあります。ぜひ参考にしてみてください。
赤ワイン
初心者におすすめの赤ワインの銘柄は以下になります。
- コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ
- メゾン・ジョゼフ・ドルーアン
- ロバート・モンダヴィ ”プライベート・セレクション” カベルネソーヴィニヨン カリフォルニア
それぞれ紹介します。
コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタ
参考価格 | 1,090円 |
産地 | チリ |
ブドウの品種 | ピノ・ノワール |
ボディ | ミディアムボディ |
コノスル・ピノ・ノワール・ビシクレタは、チリのワインブランド「コノスル」によって生産されるピノ・ノワール種を使用した赤ワインです。
サクランボ、ラズベリー、プラム、イチゴなどの赤系果実の豊かな香りと、酸とピュアな果実味のバランスが特徴的な1本★
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン
参考価格 | 2,743円 |
産地 | ボジョレー |
ブドウの品種 | ガメイ |
ボディ | ライトボディ |
メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは、長きにわたってフランス・ボジョレー地区でワイン産業にかかわってきた、いわばパイオニアともいえる名門ワイナリー。
スミレやボタン、ラズベリーのような華やかな香りが魅力的な1本です♬
ロバート・モンダヴィ ”プライベート・セレクション” カベルネソーヴィニヨン カリフォルニア
参考価格 | 2,530円 |
産地 | カリフォルニア |
ブドウの品種 | カベルネソーヴィニヨン、プティシラー、マルベック、カベルネフラン |
ボディ | フルボディ |
カリフォルニアワインの父として知られる、ロバート・モンダヴィ氏によって創立されたワイナリーです。
ブラックチェリーやブラックベリーのアロマとフレーバーに、バニラとコーヒーのニュアンスを感じられる、余韻が心地よい1本♬
白ワイン
続いて、初心者におすすめの白ワインを紹介します。
- ソアヴェ クラシコ ジーニ
- ムルソー プルミエ・クリュ・シャルム
- シャプティエ・ペイ・ドック・ブラン
- ウェンテ モーニング・フォグ シャルドネ
- イス アルジオラス
ソアヴェ クラシコ ジーニ
参考価格 | 3,410円 |
産地 | ヴェネト |
ブドウの品種 | ガルガーネガ |
味わい | フルーティー |
ソアヴェ クラシコ ジーニは、イタリアのヴェネト州で生産される、ガルガーネガ種の白ワインです。1500年以上の歴史を持つソアーヴェの伝統的な生産者であるジーニのベーシックラインで、平均樹齢60年以上の古樹から収穫されたブドウを使用しています。
フレッシュな酸味とミネラル感のバランスが良く、柑橘系果実の爽やかな風味が広がり、魚介料理やチーズ、前菜など、幅広い料理と相性が良いワインです。
ムルソー プルミエ・クリュ・シャルム
参考価格 | 14,900円 |
産地 | ブルゴーニュ地方 |
ブドウの品種 | シャルドネ |
味わい | 果実味とミネラル感 |
ムルソー プルミエ・クリュ シャルムは、フランス・ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌ地区、ムルソー村にある、一級畑のシャルムから造られる白ワインです。
輝きのあるレモンイエロー色が特徴で、白桃や洋梨などの果実に、ナッツや火打石のような香ばしいニュアンスが感じられるアロマとなっています。豊かな果実味にしっかりとした酸味とミネラル感がバランス良く調和し、魚介料理やチーズ、前菜など、幅広い料理と相性が良いワインです。
シャプティエ・ペイ・ドック・ブラン
参考価格 | 1,274円 |
産地 | ラングドック・ルーション地方 |
ブドウの品種 | ヴェルメンティーノ種、テレ種 |
味わい | 柑橘果実のさわやかな風味 |
シャプティエ・ペイ・ドック・ブランは、フランス・ラングドック・ルーション地方で生産される、白ワインです。淡い黄色をしており、グレープフルーツなどの柑橘系果実にハーブのようなニュアンスが感じられるアロマが特徴といえます。
フレッシュな酸味とミネラル感のバランスに加えて、柑橘系果実の爽やかな風味が広がります。チーズや前菜などと相性が良いワインです。
ウェンテ モーニング・フォグ シャルドネ
参考価格 | 4,404円 |
産地 | カリフォルニア州 リヴァモア・ヴァレー |
ブドウの品種 | シャルドネ |
味わい | 余韻に残る果実味 |
ウェンテ シャルドネは、カリフォルニア州リヴァモア・ヴァレーで生産される、シャルドネの白ワインです。樽熟成によって、バニラやトーストの香りが加わり、ステンレスタンク熟成によって、フレッシュな酸味と果実味が保たれます。
アロマは、リンゴやパイナップルなどの果実に、バニラやトーストの香りが感じられます。味わいは、フレッシュな酸味と果実味に、樽由来の複雑な風味がバランス良く調和しています。
イス アルジオラス
参考価格 | 4,070円 |
産地 | サルデーニャ島 |
ブドウの品種 | ヴェルメンティーノ |
味わい | すっきりとした果実感 |
イス アルジオラスは、イタリアのサルデーニャ島で生産される、ヴェルメンティーノ種の白ワインです。白い花のような繊細で深みのある香りが長く続きます。
味わいは爽やかで軽快で、白身魚をはじめ魚介料理全般とよく合います。
ロゼワイン
続いて、初心者におすすめのロゼワインを紹介します。
おすすめのロゼワインはシャトー・ド・フェル ロゼ・ダンジュ ラ・シャペルです。
シャトー・ド・フェル ロゼ・ダンジュ ラ・シャペル
参考価格 | 1,490円 |
産地 | ロワール地方 |
ブドウの品種 | カベルネ・フラン |
味わい | ほんのりした甘さと清涼感 |
シャトー・ド・フェル ロゼ・ダンジュ ラ・シャペルは、フランス三大ロゼワインの一つです。
清涼感のあるハーブのニュアンスが初夏にぴったりな1本♬
スパークリングワイン
最後に、初心者におすすめのスパークリングワインを紹介します。
- ゾーニン プロセッコ DOC スペシャル・キュヴェ ミレジマート
- クレマン・ダルザス ブリュット・キュヴェ・マネキネコ ゴールド・ラベル
ゾーニン プロセッコ DOC スペシャル・キュヴェ ミレジマート
1,598円 |
イタリア フリウリ-ヴェネツィア・ジューリア |
グレーラ |
しっかりとした果実感 |
プロセッコのスペシャリストが造るワインです。
リンゴのさわやかな風味とアーモンドやナッツの香ばしい香りがバランスのとれた1本♬
クレマン・ダルザス ブリュット・キュヴェ・マネキネコ ゴールド・ラベル
参考価格 | 3,980円 |
産地 | アルザス |
ブドウの品種 | シャルドネ, ピノ・グリージョ, リースリング, ピノ・ブラン |
味わい | さわやかでフルーティ |
クレマン・ダルザス・ブリュット・キュヴェ・マネキネコ ゴールド・ラベルは、フランスのアルザス地方で生産されるスパークリングワインです。
リンゴやライムのさわやかな風味と、辛口のすっきりとした味わいがどんな料理とも相性抜群!幸運を招く金色の招き猫が描かれた、縁起の良いラベルは新年やお祝い事にぴったりな1本です♬
ワインをより美味しく飲むために知っておきたいこと
挑戦してみたいワインが決まったところで、ワインをおいしく飲むためのポイントを押さえておきましょう!
実は同じワインでも、より美味しく飲むためには以下のポイントを知っておくと良いです。
- ワインの温度
- 香り
- グラス
- 合わせる料理 など
せっかくのワインですから、ポイントを押さえて最大限に味わいを楽しみましょう♬
ワインは美味しく飲める温度がある
ワインには、種類ごとに、最も美味しく飲めるとされる温度が決まっています。
それぞれの適温を見てみましょう。
ワインの種類 | 適温 |
赤ワイン | ライトボディ:12~14℃ミディアムボディ:14~16℃フルボディ:16~20℃ |
白ワイン | 甘口:4~6℃辛口:6~10℃ |
ロゼワイン | 甘口:6~8℃辛口:8~10℃ |
スパークリングワイン | 6~8℃ |
一般的に、冷蔵庫の温度は2~5℃。適温よりもやや低めです。冷やしすぎるとワイン本来の風味が感じづらくなりますので、キンキンに冷やすのはおすすめできません。
冷蔵庫に入れると、ワインの温度は15分で1℃下がると言われています。
室温が25℃の場合は、赤ワインなら30分~1時間前、白ワインやロゼワインなら1~2時間前、スパークリングワインなら3~4時間前に冷蔵庫に入れておくと、飲む頃には適温になります。
ワインセラーがなくても大丈夫です。適温になるように、冷やす時間を調整してみましょう!
ワインはスワリングして味わう
ワインを嗜む人が、グラスをグルグルと回しているのを見たことがありませんか?あれは「スワリング」と言って、グラスの中でワインと空気を触れ合わせることで、香りを立たせる効果があります。ただ格好つけるためのパフォーマンスではないんです!
それに、ただグルグルと回せばいいものではありません。座っているときはグラスの台を軽く押さえて、また立っているときは肘を支点にして、さらに右利きの人は反時計回り、左利きの人は時計回りに回します。
エレガントな所作で、ワインの香りも楽しんでみましょう。
ワイングラスの持ち方で味が変わる
ワイングラスを持つときは、ステムと呼ばれるグラスの細い棒の部分を持った方が良いとされています。なぜなら、ワインの温度が変化することを防ぎ、美味しい温度で飲み続けられるからです。
グラスは温度が伝わりやすい性質があります。ワインが溜まっているボウル部分を持ってしまうと、手の温度によってワインの温度も変わってしまいます。それによって、味の感じ方も異なってくるのです。
グラスを持つときは、手のひらを使わずに、指の腹で持つことを意識しましょう。ステムの上の部分を持つと、安定して持つことができます。
スパークリングワインはスワリングすると泡が抜けてしまうので注意しましょう!
ワインに合ったグラスで飲む
ワインは、注ぐグラスによって味や香りが変わってきます。そのため、ワインの特徴にあった形状のグラスを選ぶと良いでしょう。
香りや風味を存分に味わえる最適なグラスを選べば、ワインの魅力を最大限に楽しむことができます。
詳しくは、「【プロが教える】ワイングラスの種類と正しい選び方」を参考にしてみてください。
料理に合わせてワインを選ぶ
ワインは、料理に合わせてペアリングすることで、より美味しくいただくことができます。
とはいえ、「何を合わせたらいいかわからない…」「レストランに行くのは贅沢だし、かといってお家で作るのも大変そう…」などと思う人もいるでしょう。
そんな方にぴったりなのが、MAIAMのペアリングコースセットです。ワインと、それぞれに合う料理をセットでお届けします。
ワインは冷やして、料理は温め直すだけで、手軽にレストランのような贅沢なペアリングを楽しむことができます!
ワイン初心者によくある質問
ワインについて、少しでも理解できたでしょうか?基本を知ってレベルアップすると、今度は「初歩的な疑問が湧いても人に聞きにくい…」と感じる人もいるかもしれません。
改めて聞くのは恥ずかしいけど、なんとなく疑問に感じていることをまとめて解決しちゃいましょう。
ここでは、ワイン初心者によくある以下の質問にお答えしていきます。
- 初心者は甘口やライトボディがいいの?
- ワインは年代が古い方が美味しい?
- ワインに氷は入れてもいい?
初心者は甘口やライトボディがいいの?
初心者には、甘口やライトボディなど飲みやすいワインをオススメされることが多いかもしれません。
しかし、ワインの好みは人それぞれです。甘味がある方が好きな人もいれば、苦味が好きな人もいます。
脂身の多いお肉料理や、こってりとした濃厚な料理が好きな人は、食事に合うフルボディの重めなワインを試してみるのも良いでしょう。「初心者は甘口から!」という流儀があるわけでもありませんので、気になるワインを手に取ってみてください。
クセがあるワインに少しハードルを感じるようでしたら、甘口やライトボディの方が口当たりは軽く飲みやすいため、最初の一歩にはおすすめです♬
ワインは年代が古いほうが美味しい?
ワインは年代が古いほうが高級で美味しい、そんなイメージがありませんか?たしかに長期熟成されたワインは価格が高めのものが多いですが、必ずしも年代が古いほうが美味しいとは限りません。
年代が古いワインに高値がつく理由は、主に3つです。
- もともとの品質が良い
品質が良くないと、長期熟成に耐えることはできません。
- 希少価値がつく
その年に獲れたブドウから造られるワインは数に限りがあり、あとから再現することはできません。
- 保存に手間とコストがかかる
ワインは繊細な飲み物なので、温度など適切な環境で熟成させなければ味は落ちてしまいます。
熟成されたワインは、色が濃く、複雑で豊かなニュアンスを感じることができます。フレッシュでフルーティーな味わいを楽しむには、若いワインの方が美味しいのです。
ワインに氷は入れてもいい?
結論から言うと、ワインに氷を入れてもアリです!「マナー違反?」と心配される方もいるかもしれませんが、問題ありません。
白ワインやスパークリングワインなど、もともと冷やして楽しむワインには氷をいれておけば冷たさをキープできますし、たとえば以下のような場合もワインに氷を入れるのはおすすめです。
- 甘みを感じるフレッシュでフルーティーなタイプ
- 夏場に冷たいワインを飲みたいとき
- アルコール度数を少し低くしてすっきりと飲みたいとき
いつもと一味違ったワインを楽しめるかもしれません。ぜひ試してみてください♬
まとめ
いかがでしたか?ワイン初心者の皆さんも、基礎知識や選び方のポイント、ワインを楽しむ方法をおわかりいただけたのではないでしょうか。
「ワインってなんだか敷居が高い。難しそう。」なんてイメージをお持ちの方も、ワインに対するハードルが下がり、ワインの世界に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
また、「ボトルで買って失敗したらもったいない…」 と、なかなか購入に踏み出せない方には、さまざまな品種のワインが100mlずつボトリングされたMAIAM WINES がおすすめです。
いろいろな種類を飲み比べて、お気に入りのワインを見つけてみてください♬