ワインと聞いて「美味しい」「いい香りがする」などという感想を持つ方もいますが、味や香りだけでなく、色や後味などに対して面白い表現をする言葉があります。
中には、ワインを選ぶ際に「この表現ってどんな意味?」と思う方もいるのではないでしょうか。ワインの味わいや香り、色などに対してさまざまな表現方法があり、理解することで自分好みのワインを選びやすくなります。
そこで、今回はワインの味の表現方法を見た目や香り、味わいなどに分けてご紹介します。
目次
ワインの味の表現方法は自由で面白い!
ワインの味の表現方法は、ユニークなものがたくさんあります。
ワインの味わいを語る際に独特な表現方法が使用されるのは、その複雑さと多様性を相手に対して正確に伝えるためです。
プロのソムリエやワイン愛好家は、ワイン一つひとつに含まれる独特な特徴やニュアンスを表現するために、比喩や具体的な描写を使うようにしています。
ワインといえば味や香りを楽しむイメージがあるかもしれませんが、ワインの味に関する表現は、味覚や嗅覚だけでなく、触覚などについても意外な言葉を用いて表現されるのが特徴です。
ワインの味にはユニークな表現がたくさんあるから面白いですよ♪
ワインの味わいを表す面白い表現方法
ワインの味わいを表す面白い表現は、外観や香り、味わいなどで多くの表現方法があります。
ここでは、3つの面白い表現方法についてご紹介します。
- 外観に関する面白い表現方法
- 香りに関する面白い表現方法
- 味の深さに関する面白い表現方法
外観に関する面白い表現方法
ワインの外観は、色調によってワインの熟成度、色の濃さによってブドウの状態や産地、品種、粘性によってアルコール度数、精澄度によって醸造方法などがわかります。
見た目や色味に関する表現は、主に以下のような表現をするのが一般的です。
意味 | |
無色 | 甲州等に主に使用される |
レモンイエロー | 白ワインの色調に使われる |
ディープアンバー | 酸化熟成の進んだ白ワインに使用される |
ゴールドイエロー | 長期熟成型の甘口ワインに対して使用する |
ルビー | ガメイから造られる寝かせてない新酒に使用される |
ディープガーネット | カベルネ・ソーヴィニョンを使用した赤ワインなどに使用する |
香りに関する面白い表現方法
一般的に、ワインの香りは100種類以上あり、多くの場合果物や植物、花等が使われています。
ワインの香りの表現方法は、主に以下の通りです。
【ワインの香りを表す表現方法一覧】
- 果物:リンゴ・洋ナシ・パイナップル・シトラス・ライチ・バナナ・チェリー・オレンジ・イチゴ・桃・梅など
- 植物:シダ・アスパラガス・ピーマンなど
- 花:白い花・バラ・ジャスミン・アカシア・スミレなど
- ハーブ:ミント・ヴェルヴェーヌ・アニスなど
- 動物:濡れた犬・ジビエ・皮革など
たくさんの香りがあるため、香りを知り、実感することでワインをより楽しめます。
味わいに関する面白い表現方法
一般的に赤ワインなら、ボディ(フル、ミディアム、ライト)、白ワインなら甘口、辛口などと表現されます。
他にも、硬さや厚みでも表現され、酸味が強ければ強いほどワインを硬いと表現します。
味わいのボディに関する面白い表現方法は、主に以下の通りです。
【味わいのボディに関する面白い表現方法】
- フルボディ
- ミディアムボディ
- ライトボディ
フルボディは、色合いが濃くて飲んだ際に口の中がしっかりとしたコクと濃厚な味わいを感じられます。
ミディアムボディは、フルボディとライトボディの中間に位置します。
ライトボディは、軽やかなワインが多く、フルーティーで飲みやすいのが特徴です。
ワインの感想を伝える際の褒め言葉の例
ワインをテイスティングした際、感想を求められることもあると思いますが、ワインの味わいを表す表現方法は、意外性やユニークさが好まれる傾向があります。
ここでは、ワインの感想を伝える際の褒め言葉を以下のシーン別にご紹介します。
- ワインを渋いと感じたときの伝え方
- ワインを濃いと感じたときの伝え方
- ワインの酸味が強いと感じたときの伝え方
ワインを渋いと感じたときの伝え方
ワインを渋いと感じた場合、ストレートに「渋いですね」と表現するのも良いですが、以下のように少し付け足して感想を述べるのをおすすめします。
- 口に含んだ瞬間に、舌をぴったりと包み込むような強い渋みが感じられました
- 渋さが全体の味わいに深みを加え、食事とうまくマッチし絶妙なハーモニーを生み出してます
ワインの渋さを伝えるときに、具体性を持たせると相手に伝わりやすいです。
単に「渋い」と言うだけでなく、その渋さがワイン全体の風味にどのように影響を及ぼしているかを表現することで、よりその場の雰囲気も楽しめるでしょう。
ワインを濃いと感じたときの伝え方
ワインを濃いと感じた場合、以下のような伝え方を参考にしてください。
- 口に含むと豊かな果実味とスパイスが広がります。ブラックベリーやダークチョコレートのような濃厚なフレーバーが、長い余韻と共に感じられ、その力強さが印象的です。
- このワインは、目を引く深いルビー色をしており、グラスを傾けるとその濃厚な色合いがさらに際立ちますね。
ワインの濃さには、色合いの濃さと味わいの濃さがあるので、どちらかわかるように伝えることが大切です。
ワインの酸味が強いと感じたときの伝え方
ワインの酸味が強いと感じたとき、以下のような伝え方を参考にしてください。
- このワインは口に含むとすぐに鮮烈な酸味が感じられます。レモンやグレープフルーツを思わせるような、活き活きとした酸味が、このワインのフレッシュな特徴を際立たせていますね。
- このワインの酸味は非常に明確で、料理の味を引き立てる力がありますね。特に海鮮料理やスパイシーな料理と組み合わせると、その酸味が口の中をリフレッシュし、味のバランスを整えてくれます。
ワインの酸味がどのように味わい全体に影響を与えるかを表現するようにしましょう。
まとめ
ワインの面白い表現方法、いかがでしたか?ワインの味わいに対する表現の仕方は、さまざまでしたが、どれもユニークあって面白い表現となっています。
ワインをテイスティングした際は、ストレートに表現するのも良いですが、少し工夫して料理との相性や口中に広がる感触などを伝えてあげることで、よりワインの席を充実させられますよ。
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